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2007年1月29日 (月)

●●旅のコラム4●●

-差別という名のボーダー-

 

パリはユーロスターの搭乗口での出来事。

 

ロンドンへ向かうため出国審査前に列をして並んでいると、

通常は簡易的にチケットを見せるだけで通過できるゲートで

あるイスラム系の男性が通過しようとすると、係員に止められていました。

そして男性は執拗に係員に対し怒りをあらわにしている。

 

話しを聞いていると、どうやらこの男性、

自分がイスラム系の国民というだけで係員に呼び止められ、

身分証明の提示や質問を受けて、さらに指紋の採取を

強要されたことに激高しているらしい。

  

 

アメリカでの同時テロ、ロンドンでの同時爆破テロ以来、このように

特にイスラム、もしくはアラブ系の人達への尋問が厳しくなっていると聞きます。

 

確かにその人種差別的な取り締まりに不満があるのは理解できる。

宗教以前に、人種として怪しまれているのだから。

 

 

他にもこんな話が。

 

格なイスラムの女性は頭をベールで覆い、目しか出さないスタイル。

たとえそれが出入国審査であろうと、ベールを取るのは

戒律を破るという意味で屈辱なのだそう。

 

しかし国際基準として、顔の目視によって

本人確認をするのは避けられないこと。

国としてテロ対策の一環で取り締まらねばならない事情もあるし

不審者を入国させるわけにもいかない。

 

宗教上の価値観の違いは世界中のどこでも、いつの時代でも

避けられない重要な問題です。

 

 

電車でわずか3時間の両国間。

そこには国境など無いようにも感じられるのですが

「差別」という名のボーダーは、確かにそこに存在していました。

  

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